目次
- 『ぼくときみの半径にだけ届く魔法(七月隆文)』
- どんな物語?
- #ファインダー越しの私の世界
- おわりに
『ぼくときみの半径にだけ届く魔法(七月隆文)』
ぼくときみの半径にだけ届く魔法 (幻冬舎文庫) [ 七月 隆文 ] 価格:781円 |
どんな物語?
若きカメラマンと病気を抱えた少女の、運命の物語。
ある日、窓辺に立つ美しい少女を偶然撮影したカメラマン。
彼女は実は、外出することがままならないほどの難病を抱えており、そんな彼女に対して、
『外に出られない君のために、僕が美しい景色を撮ってくる』という約束を交わします。
様々な景色を撮っては届け、撮っては届ける。
景色を撮影するときの心境や、ファインダー越しの描写が、
とても美しく、鮮明に描かれています。
結婚式当日に写真を撮られるご新婦様や、カメラマンに読んでほしい物語です!
#ファインダー越しの私の世界
その、ひとにできるだけ
笑みをみせようとがんばる口の端の窪みが
とても美しいと、ぼくは思う
ぼくは、
彼女のためにたくさん写真をとった魔法のかかった綺麗なものを、
やさしい世界を、
彼女の心に柔らかく響く 光る景色を。
修正や切り取りの当たらない本物の絶景は、
体の奥から揺さぶってくる
それは写真では伝えることができない
生の体験の部分だ
瞬く空の下、星に願い、誓うように。
彼女の手を握りしめ、軽く引いて、
向かい合わせになるぼくを見つめる二つの瞳が
夜の海に落ちた星のように揺らぎ、瞬いている満ちた月のように微笑んだ。
その綺麗な引力に寄せられていく自然さで、
ぼくは彼女にキスをした
おわりに
結婚式には、たくさんのありがとうや笑顔にあふれていて、すべてが輝いています。
そして、その二度と戻らない瞬間をファインダーに収めてくれるカメラマン。
ただ起こった事を撮影するのではなく、事前情報や進行から予想して
BESTな瞬間を未来にのこしてくれます。
ぜひ、あなただけの1枚をのこして下さいね!
ライター自己紹介
こんにちは!『the Doors』ライターのfu-min(ふーみん)です!
ブライダル業界ではたらくようになり、素晴らしい感動の瞬間と多く出会いました。
『この瞬間を何とか表現できないか、もっと言葉があれば…』
そう思い飛び込んだのが、本の世界でした。今では年間250冊は読むほどに。
皆さんに素敵な言葉をお届けできるよう、本の世界から言葉を探し続けていきます!
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