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『自分をまっさらにして、初心に返る。』 世界的ロングセラーの物語をご紹介!

『十二番目の天使(オグマンディーノ)』

『自分をまっさらにして、初心に返る。』
今回は、世界的ロングセラーの物語をご紹介!

十二番目の天使 [ オグ・マンディーノ ]

価格:880円
(2020/1/20 14:49時点)
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目次

  1. どんな本?
  2. あらすじ
  3. ジョンを救う言葉たち
  4. 読んでみて
  5. おわりに

どんな本?

感動的な物語を通じて『人生とは、自分に与えられているものがどんなものであれ、
それを用いて精一杯生きるためのものである』という事を伝えてくれてる本です。

あらすじ

主人公のジョンは大企業の社長だが、交通事故で最愛の妻と息子を亡くしてしまう。
絶望し、生きる事を諦め、頭に銃口を突き付けた。
全てに見切りをつけ引き金を引く間際、不運を聞きつけた親友が訪れる。
そして親友に頼まれたのはかつての古巣でもあるリトルリーグのコーチ、野球の監督だった。
そこで出逢ったのは、生きる希望に満ち溢れた12人の選手・天使たち。
不幸のさなか、リトルリーグ『エンジェルズ』での監督生活が始まる。

その中にとりわけ小柄で、要領も悪く、練習について行くのに必死な子、ティモシーがいた。
そのティモシーはジョンが愛した息子にそっくりだったのだ。
チームに貢献できないものの、彼は決して落ち込む事はなかった。
何度打席に立っても、三振、空ぶり。
それでも毎回顔を上げてバッターボックスから帰ってくる。
ベンチに戻るや否や『絶対、絶対あきらめるな!』と人1倍声を出し、チームを鼓舞し続けた。
その『絶対にあきらめない姿勢』は監督と仲間を巻き込んで、観戦に来る大人たちまで変えて行く。

そんな十二番目の天使、ティモシーには
誰にも言えない秘密があった。

これは人生と愛、勇気の物語。

ジョンを救う言葉たち

僕をチームに選んでくれてありがとうございます
一生懸命頑張ります!

毎日、毎日、あらゆる面で、
僕はどんどん良くなっている!

この世には、枯れた木のような人がたくさんいる。連中はひどく悲しい出来事を体験したんだ。
彼らの中には、人との永遠の別れが彼らを枯れ木にしようとするのを、許し続ける者もいる。
そうやって生きる希望を失う者がいる。
その一方で悲しみを乗り越え、与えられた人生を笑顔で有意義に生きる者もいる。

私たちはもう、森の木が枯れるのを、十分すぎるほど見てきたわジョン。
あなたまでが悲しみに包まれて枯れ木になるのを、私は絶対に見たくありませんわ。

絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、絶対
あきらめるな!
僕たちは絶対にあきらめません!

読んでみて

ティモシーが紡ぐ物語が愛おしくって、大切に少しずつ読んでしまいました!
がむしゃらに頑張っていたあの頃を思い出して、心の中で『絶対、絶対あきらめるな!』と
ティモシーを応援し続ける自分がいました。
また、愛する人の死をどのように捉え前に進むのかについても深く書かれています。

この著者マンディーノは【この世で最も多くの読者を持つ人生哲学書作家】という
称号を与えられており、より良い人生の生き方を、心温まる物語の中に組み込んでいます。
歴史的に有名な本も何点か出てくるので、とても面白い一冊です。
(「原因」と「結果」の法則(ジェームズアレン))等が出てきます。

おわりに

ジョンが立ち直るきっかけとなったのは、親友の存在でした。
周りの人が腫れ物にさわるかのように接する中、親友だけは人生に土足で踏み込み、
ジョンの手を強く握りしめ、絶望の中から引き上げました。
ジョンにとって無くてはならない大切な存在です。

人生は、物語のような出逢いと別れの繰り返しです。
そんな中、私たちは結婚という道を選びます。
結婚式当日には、かけがえのない、大切な人たちばかり。
良い時も悪い時も、仲間の言葉に救われ、またあなたに救われた人もいるはず。

普段、声に出してストレートに伝えることは恥ずかしいけれど、
結婚式ならなぜだか言えてしまいます。

『あの時はありがとう。おかげで今があるんだよ。』

ぜひ、声に出して伝えてみてください。
その一言で結婚式がもっともっと深くなりますよ!

ライター自己紹介

こんにちは!『the Doors』ライターのfu-min(ふーみん)です!
ブライダル業界ではたらくようになり、素晴らしい感動の瞬間と多く出会いました。
『この瞬間を何とか表現できないか、もっと言葉があれば…』
そう思い飛び込んだのが、本の世界でした。今では年間250冊は読むほどに。
皆さんに素敵な言葉をお届けできるよう、本の世界から言葉を探し続けていきます!

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