今回は『書斎の鍵(喜多川泰)』という小説を
ご紹介します。
価格:1,512円 |
あらすじ
2055年東京。
亡き父が浩平に残した唯一の遺産
それは、時代遅れの『書斎』だった。
電子書籍が進んだこの時代に、書斎?
しかも鍵が見当たらない。なんの為にのこしたのだろう。
亡き父の想いを知るため、鍵を探す浩平のもとに
父が仕掛けた『人生の奇跡』が訪れる
20年前に目の前で起こった交通事故、
子供をかばった際に動かなくなった右手の指、
諦めた研究職、苦手な営業職に就いて20年、
仕事のできる部下、大口の案件、実業家の従妹、
それぞれの人生が絡み合い、運命の歯車が回り出す。
親の愛、世界の見方に気付く物語です。
作品で印象的な、【父が遺した言葉たち】
自分の人生に影響を与えてくれる本は、
背表紙を見つめるだけで、
忘れかけていた大切なものを思い出させてくれる。
1日の終わりに見つめれば、
たくさんついてしまった心の汚れを
落としてから眠ることが出来る
生まれてから死ぬまで、たった一度きりの旅路
出来る限りの経験をし、
いろいろな景色や感動を味わったほうがいい
『綺麗な半月だね。』この何気ない一言でも、
知識によって世界の見え方が変わり、
感動の深さが変わる。
たくさん感動できる人生がいい。
本を読んだ後では、
読む前と違った世界を生きることになる
自分の感じ方次第で、何事もない一日も、
夢のような一日に変わる
浩平、心配するな。
人生で手に入るものは才能で決まらない
本には世界を変える力があると、信じる私から
君に、愛を込めて贈る
おわりに
結婚式を行ったあとや、子供が生まれたときに、
『託される人』から『託す人』へ、
ライフステージが変わる人も多いと思います。
愛するわが子が誕生すれば、
伝えたいことは山ほど出て来るでしょう。
「元気に過ごしてほしい」
「たくさんの仲間に愛されてほしい」
「親を越えてほしい」
一言では伝えきれないほど、
増えていくに違いありません。
成長し、親元を離れ、いずれ永い別れが来る。
その時が来る前に、伝えたいものですね!
経験を、世界の見え方を、生き方を。
ライター自己紹介
こんにちは!
『the Doors』ライターのfu-min(ふーみん)です!
ブライダル業界ではたらくようになり、
素晴らしい感動の瞬間と多く出会いました。
『この瞬間を何とか表現できないか、もっと言葉があれば…』
そう思い飛び込んだのが、本の世界でした。
今では年間250冊は読むほどに。
皆さんに素敵な言葉をお届けできるよう、
本の世界から言葉を探し続けていきます!
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