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寒さをコスパ良く防ぐ!人気の省エネ家電特集

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電気代が上がって家計が心配なのに、日に日に寒くなって、暖房や加湿器を付けないわけにもいかない……!そんなお悩み、ありますよね。そこで今回は、節約しながら上手に部屋を暖めるコツと、省エネでコスパが良い暖房器具をご紹介します。

冬のエアコンの効率的な使い方

暖房器具の消費電力は家電の中でも高いというイメージはあると思います。そこで、まずはエアコンでコスパよく部屋を温めるポイントをご紹介します。

室温は20℃に設定

エアコンの設定温度は何度にすればいいか迷う人も多いでしょう。環境省では2005年度から「ウォームビズ」として、暖房時の室温を20℃にするよう推奨しています。その日の気温や体調、湿度によって感じ方も変わりますが、暖房をつける時には部屋の室温が20℃~22℃くらいになるように設定し、洋服や加湿器で快適な状態に整えるようにしましょう。

エアコンの設定温度を1度下げると、約10%の消費電力の削減になると言われています。電気代に直結するため、意識しておくと良いですね。

自動運転にする

エアコンは電気代がかかるので「弱」で運転するのが良いと思われがちですが、実は「自動運転」の方が節約になります。エアコンは室温を温度を上げようとする時に電力を消費するため、設定した温度まで一気に稼働させ設定温度をキープする「自動運転」で使用するようにしましょう。

加湿器を使う

乾燥を防ぐために、エアコンと加湿器を併用するのが望ましいでしょう。その場合、加湿器はエアコンの下に置くのが効果的です。エアコンから出た風が加湿された状態で行き渡り、部屋全体の湿度を高めることができます。

窓や扉の断熱をする

当然のことながら、外気が寒いと室内も冷えやすくなります。窓や扉に断熱シートを貼ると室温を保ちやすくなります。ホームセンターなどで見た目にも違和感のないものが見つかると思います。

オイルヒーターもかしこく使えば電気代に大きな差なし

温風で部屋を暖めるエアコンと違って、無風で部屋全体をじんわりと暖めてくれるオイルヒーター。空気が乾燥しにくく、お手入れも簡単で人気の暖房器具です。デメリットとしては、エアコンと比べると電気代が高いこと。設定温度にもよりますが、部屋全体が暖まるのに時間がかかることが原因の一つです。

コスパ良く上手に使うポイントは、部屋が温まったらOFFにする、またはECOモードに切り替えることです。そうすることで、エアコンの消費電力とさほど大きな差は生じなくなります。加湿の必要性があまりないことを考えると、電気代に大きな差はなさそうです。

他にも、床暖房や電気カーペット、電気ヒーター、こたつなどがありますが、電気代を安く抑えるには、誰がどこでどのように使うか、暖房器具の特徴を活かして使い分けるのがポイントです。

省エネもできる!目的ごとのおすすめ暖房器具

次に、目的に合わせたおすすめの暖房器具をまとめます。新しい家電ほど消費電力が低いことが多いため、今使っている家電が10〜20年くらい経っていれば思い切って買い替えるのもいいでしょう。一時的な出費はありますが、長い目で見ると環境にもやさしくお得です。

リビングなど広い部屋を全体的に暖める場合:エアコン

エアコンを選ぶときには、部屋の広さに合わせる必要があります。商品の適用畳数は木造を基準にしていることが多く「おもに6畳用」のように表記されています。設置する部屋の畳数より大きいモデルを選ぶと、より早く暖まります。

ダイキン/空気循環と快適な湿度コントロールが特徴
エアコンで人気メーカーの一つがダイキン。「うるさら」「リソラ」シリーズが良く選ばれています。eco節電モードで省エネもばっちり。

パナソニック/ナノイーXや内部クリーン運転で清潔を保つ
パナソニックのエアコン「Eolia(エオリア)」シリーズは、清潔な空気を保つ「ナノイーX」・「ナノイーX内部クリーン」機能が人気。「エネチャージ快湿制御」「エコインバーター制御」で省エネを実現。

三菱電機/冷やしすぎ・あたためすぎを防ぎ、快適な室内環境を実現
三菱電機は「霧ヶ峰」シリーズを展開。赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」や「ムーブアイ」を搭載しているモデルは、人や室内をセンシングして運転するのが特徴。効率的な運転で省エネ効果を発揮します。

その空間全体を長時間暖めたい場合:オイルヒーター

オイルヒーターもエアコン同様、部屋の広さで選びます。多くのモデルが8~13畳に対応しています。14畳以上の部屋全体をあたためる場合は、エアコンの方がおすすめです。また、フィンの枚数が多い方が暖める表面積が大きくなるため、効率的に部屋を暖めることができます。

デロンギ/高レベルな性能・機能性とスタイリッシュなデザイン
デロンギはイタリアの家電メーカー。性能・機能性の高さはもちろんですが、ラインナップも豊富で、おしゃれなデザインも人気の理由。「アミカルド」シリーズには、節電しながら部屋をあたためられる「ECOモード」が搭載されているのもポイント。

アイリスオーヤマ/機能を最低限にとどめることで低コストを実現
他のメーカーと比べて低価格で購入できるのがアイリスオーヤマのオイルヒーター。1万円程度で購入できる機種でも、エコモードが搭載されています。他のメーカーよりは簡易的な仕組みではありながら、しっかり省エネできるのも魅力。

足元や近くをすぐに暖めたい:ファンヒーター、電気ヒーター、ホットカーペット・ブランケット

キッチン、脱衣室など、暖めたいスポットが決まっている場合には、持って動かしやすいヒーターなどがおすすめです。エアコンなどメインの暖房が暖まるまでの間にも使えます。すぐに暖まるのは便利ですが、電気代が高いのがデメリット。つけっぱなしにしないように気をつけましょう。

山善(YAMAZEN)/多機能なセラミックファンヒーターを数多く展開
加湿機能を搭載したモデルもあり、乾燥が気になる人にもおすすめ。1000W以上で運転するパワフルなモデルが多く、リビングなどの広い空間にも向いています。

広電(KODEN)/特許取得の「接結製法」でやわらかく折りたためるすぐれもの
広電のホットカーペットは、高性能かつ使いやすさにもこだわっています。特許取得の接着剤を使用しない「接結製法」によって、素材がやわらかく、使わない時には小さく折りたためます。

まとめ

寒い冬を少しでも快適に過ごすためい、節約しながら上手に部屋を暖めるコツと、省エネでコスパが良い暖房器具をご紹介しました。最新家電は消費電力が抑えられているものが多いため、長く使っている家電は買い換えても良いかもしれません。家電を選ぶ際には、「統一省エネラベル」を参考にしましょう。

統一省エネラベルとは、家電製品の省エネ性能をわかりやすく表示したもの。省エネ法に基づいて定められた省エネ基準を達成しているかどうかや、省エネ性能の多段階評価、年間の目安電気料金などがわかります。

今使っている家電でも、特徴を知ってうまく使えば省エネに繋がります。設定温度を1度下げる、設定温度になったら一度停止するなど、今までより少し意識するだけでもいいですね!

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