芸術の秋。日本では様々な国際芸術祭やアートフェスが開催されています。アートについてよく知らなくても、観光気分でアートに触れられるのが芸術祭の楽しいところ。今回は2024年に開催される3つの芸術祭・アートフェスをご紹介します。
目次
- 世界で注目を集める国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」
- 蜷川実花や森山未來も参加する国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」
- 東京の美術館やギャラリーを無料バスで巡れる「アートウィーク東京(AWT)」
世界で注目を集める国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」
新潟県では、世界最大規模の国際芸術祭が開催されていることをご存知ですか?2000年から始まった「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、新潟県十日町市および津南町で3年ごとに開催され、グッドデザイン金賞なども受賞しています。
大地の芸術祭では、世界中のアーティストが手がけた300点以上の作品が、廃校や空き家など様々な場所に散在点在され、アートを巡りながら新潟の自然あふれる里山を感じることができます。
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」の作品は7月13日(土)から11月10日(日)まで公開中。作品鑑賞パスポートが発売されているほか、いくつかのスポットを巡れるバスツアーも複数用意されています。
https://www.echigo-tsumari.jp/
蜷川実花や森山未來も参加する国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」
9月28日(土)から11月24日(日)まで岡山県の12市町村で開催される国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」。アートディレクターを務めているのは、金沢21世紀美術館の館長である長谷川祐子さん。岡山県の森がもたらす恵みを芸術の力で活性化させることを目的とし、アーティスト、建築家、科学者、民俗学者などが参加しています。
東京2020オリンピック開会式での鎮魂の舞も話題となった森山未來さんは、江戸時代から奈義町に伝わる伝統芸能である横仙歌舞伎の稽古などに参加し、現代における祭事や、地域コミュニティを再考し再構築していくためのイベントを目指しているそう。
蜷川実花さんは、与謝野鉄幹・晶子夫妻が、「奇に満ちた洞」と絶賛したことから「満奇洞」と呼ばれるようになった鍾乳洞で、作品を展示します。
その他、金沢21世紀美術館に展示されている《スイミング・プール》で知られるレアンドロ・エルリッヒさんは、屋内ゲートボール場「すぱーく奈義」にて作品を展示します。
チケットは、全ての会場に入場できる「鑑賞パスポート」と、会場ごとに入場料を支払う「単館鑑賞券」の2種類を販売。公式サイトにはモデルコースも提示されています。
https://forestartfest-okayama.jp/
東京の美術館やギャラリーを無料バスで巡れる「アートウィーク東京(AWT)」
「アートウィーク東京(AWT)」では11月7日(木)から10日(日)の開催期間の間、森美術館や東京都現代美術館、東京都写真美術館、東京都庭園美術館、プラダ 青山店、銀座メゾンエルメス フォーラム、資生堂ギャラリーなど53の美術館やギャラリーを無料のシャトルバスで巡ることができます。
また期間中は展覧会や映像作品プログラムなど、AWT独自の企画も開催されています。ギャラリーは予約不要、美術館の一部展覧会は事前予約制なので、事前に公式サイトでチェックしておきましょう。
https://www.artweektokyo.com/
芸術祭やアートフェスでは、1日でたくさんのアートに触れることができます。家族で気軽に訪れてみてくださいね。