ちょっとした言動で起こる夫婦のすれ違い。
実は想いは同じでも、伝え方や表現方法が違うだけかもしれません。
男性脳と女性脳という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
それぞれの考え方の違いを知っておくと、勘違いなどを避けて、スムーズに夫婦の会話が進むはずです。
目次
男性脳と女性脳の特徴
男性脳と女性脳は、それぞれの性別の多くが持っている考え方です。
必ずしも性別と一致するわけではなく、「男性の15%は女性脳、女性の10%は男性脳」とも言われています。
男性脳と女性脳の特徴を読んで、夫婦でどちらに当てはまりそうか、お互いのことを話してみても面白いかもしれません。
論理性を重んじる男性脳と感情に基づいて行動する女性脳
男性脳は論理的で、行動には常に何かしらの目的が伴っています。
女性脳は感情的な気持ちの共有や共感を重要視しているのです。
こういった違いは、人類が狩猟をして生活していた時代のなごりだと言われています。
効率的に狩猟をする必要があった男性と、コミュニティ内での存在確認が重要だった女性の違いが遺伝子情報に刻み込まれているようです。
この思考パターンがあることで、常に目的が必要な男性脳にとって、会話は報告です。
何のための会話なのか、明確な目標を欲します。
対する女性脳にとっての会話は、親密さの象徴であり、気持ちなどに共感・共有することを大切にしています。
目で記憶する男性脳と耳で記憶する女性脳
入ってくる情報を記憶する場所にも違いがあります。
男性脳は情報を目で記憶し、女性脳は耳で記憶します。
男性脳・女性脳に関わらず、男性は約6:4で視覚が主体で、女性は約8:2で聴覚が主体とも言われています。
小さな子でも、女の子の方が言葉が達者なのは、こういった影響があるとも考えられています。
男性が女性を外見で判断すると言われるのは、視覚で情報を処理しているからのようです。
女性が昔の会話を忘れずに覚えていることが多いのも、聴覚で情報の記憶をしているからです。
ひとつのことに集中する男性脳とマルチタスクな女性脳
女性がマルチタスクと言われるのには、女性脳が言語の機能が高いことと関係しています。
女性は左脳(言語・計算などの処理を司る)と右脳(感情・直感・感覚)を連絡する情報が男性に比べて50倍も太いとされています。
右脳で生まれる感覚的なものや感情を、左脳が司る言語としてアウトプットするのに長けているのです。
男性は、左脳と右脳を連絡する情報が女性の50分の1になるので、情報の行き来が少なく、ひとつのことへの集中が得意です。
仕事をしている時は、仕事のことに集中しています。
よくある「仕事と私どっちが大切なの?」という質問は、タイミングによっては男性には酷な質問なのかもしれません。
男性はひとつのことに集中し、女性はマルチタスクができるのは、このような脳の違いから起きているようです。
男性脳と女性脳の見分け方
自分やパートナーが男性脳なのか、女性脳なのか気になるのではないでしょうか。
どちらのタイプなのかを見分ける方法をご紹介します。
人差指と薬指の長さ
見た目だけで判断できるのは、手の指の長さを見る方法です。
人差し指と薬指の長さを比べて、薬指の方が長ければ、男性脳の可能性が高いとされています。
薬指よりも人差し指が長ければ、女性脳の可能性が高いです。
ホルモンが指の長さの比率に影響を及ぼすため、こういった変化が現れると言われています。
日々の行動を観察
一緒に時間を過ごすことが多い夫婦であれば、日々の行動を観察してみるのがおすすめです。
男性脳と女性脳の特徴を知ったうえで、お互いに観察し合ってみても面白いかもしれません。
ちょっとしたすれ違いが起きたときなどは、特に顕著に違いが現れることも多いので、そういったときこそ少し冷静にお互いの脳内を分析してみてもよいでしょう。
おわりに
日常的な暮らしの中で男性脳と女性脳の考え方の違いによる、小さなズレは常に存在しています。
どこかでズレが生じた時のためにも、あらかじめお互いの考え方を知っておくことは大切です。
さまざまなサイトで男性脳と女性脳の診断ができる質問などもあります。
この機会にぜひ夫婦でお互いの脳タイプをみつけてみてください。
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