COLUMN

いつか訪れる!?「親の介護」とお金事情

人生100年時代と言われている世の中。

the Doors読者世代には少し未来のお話かもしれませんが、いつか訪れる親御様の老後のケアについて、考えたことはありますでしょうか?

結婚すると自分の親だけでなく、パートナーの親もサポートする対象になりますね。

介護と向き合うのはまだまだ先いう方も多いかと思いますが、突然やってくるかもしれない介護とお金の問題について、ぜひ目を通していただければと思います。

目次

  1. そもそも親の介護問題とは
  2. 気になるお金のハナシ
  3. 介護について、いまから考えよう
    1. 介護について事前に話し合う
    2. 介護の情報を集める
  4. おわりに

そもそも親の介護問題とは

大家族で住んでいた時代は、介護は一緒に暮らす家族、特に長男のお嫁さんが行うのが当たり前とされていました。

現代では核家族化で家族が遠方に暮らしていたり、女性の社会進出が進んだり。

家族のあり方の価値観までもが変わる中で、親の介護を誰がどうするのか、悩ましい問題となりました。

介護度が低いうちはどうにかなっても、高くなってきたら介護が生活の中心になることも。

晩婚化もありお子様を持つ年齢も上がってきているため、子育てと介護両方を現役世代が行う「ダブルケア」というものも発生しています。

自分の生活と親御様の介護を両立させるにはどうしたらよいのか。

ライフプランの中に検討しておくことが大切となりますね。

気になるお金のハナシ

1ヶ月にかかる介護費用は、平均額7.8万円となっています。(平成30年度 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」より)

介護にかかる費用は、要介護の状態・介護を受ける場所・住宅環境・家庭の事情などによってかなりバラつきがありますので、目安として上記金額をイメージしておきましょう。

介護の平均期間は約4年7ヶ月なので、平均総額は約425万円。

初期費用などを合わせると、450万円近い総額となります。

こちらは一度に払う金額ではありませんが、親御様やご自身・ご兄弟姉妹の経済事情なども踏まえ、必要となる費用を「誰が」「どのぐらい」払うのか、検討しておく必要がありそうです。

介護について、いまから考えよう

もしかしたら突然訪れるかもしれない親御様の介護。

労力もお金もかかることなので、事前に下記2つのポイントをおさえておきましょう。

介護について事前に話し合う

まず大事なことは、親御様ご本人と介護について話し合いをしておくことです。

もし介護が必要になったときに、親御様はどうしてほしいのか、自分はどのように介護をしたいのかを、お互いに考えを伝えておくことが大切です。

ご兄弟がいる場合、誰が何を担当するのかも決める必要がありますね。

まだ早いと思うかもしれませんが、元気なうちに、できるだけ話し合う機会を持っておきましょう。

介護の情報を集める

いざという時のために、事前に地域にある地域にある介護サービスの種類や受け方、費用などの情報を集めておきましょう。

お仕事を継続しながら介護をするならば、介護サービスを利用することになるかと思います。

デイサービスなどの通所系サービスや、訪問介護などの訪問系サービス、老人ホームなどの入所型サービスなど、自治体が運営するものから民間サービスまで、様々な介護サービスがあります。

費用とライフスタイルを鑑み、何が家族みんなにとって最適なのか、目星をつけておくと安心ですね。

おわりに

目の前の生活で忙しい働き盛り、子育て期間真っ盛りのうちは、介護について考えるきっかけすらなかなかないかと思います。

住宅購入や教育資金など、まだまだ出費も重なる世代のおふたりは、親御様の介護費用もとなると、なかなか悩ましいのが本音。

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