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妊娠する前に準備しておきたいお金のこと、カラダのこと

妊娠がわかってから赤ちゃんと対面するまでの準備、どんなことがあるでしょうか。
産休に入ってからゆっくりとりかかろうと思っていませんか?赤ちゃんと対面するまで、およそ8ヶ月。
定期的な通院や仕事の引き継ぎ、家では赤ちゃんを迎え入れる準備などで思いのほかバタバタします。
妊娠する前にやっておけばよかったと思うこと、意外とあるんです!
そこで今回は妊娠に備えて事前に準備しておくべきことを、お金、身体それぞれについてまとめます。

目次

  1. 妊娠前に準備するお金の話
  2. 妊娠前に準備するカラダの話
  3. 風疹ワクチンの接種は忘れずに!虫歯の治療も終わらせて

妊娠前に準備するお金の話

妊娠、出産にかかる費用についてはどこで出産するかにもよって異なりますが、
妊娠が病気ではないため基本的には全額自己負担です。
自治体や会社などから助成金やお祝い金が出ることが多いので、まあなんとかなるものです。
でもそれは、お産が何のトラブルもなくスムーズに行った場合です。

妊娠中や出産時にトラブルがあった場合は、保険適用になるケースがあります。
出産時に麻酔を使う場合も、痛みを和らげるために本人の希望で使用するなら保険はききませんが、
医師が医学的に必要だと判断した場合には保険がききます。
そんなとき医療保険に入っているかどうかはとても大事になってきます。

医療保険には女性特約がついているものもあります。
妊娠がわかってからでは入りたい保険に入れないこともあるので、
もし気になるようなら妊娠前に医療保険の見直しをするといいでしょう。

また、産休・育休で収入が減ることを想定して、事前に貯蓄したり、
家計のやりくりをシミュレーションしておくこともおすすめします。
パートナーの収入や家賃・光熱費などの固定費がいくらくらいか、把握していますか?
これらも、妊娠がわかってからだと余計な不安が増してしまいます。
助成金で返ってくるとはいえ、毎回の検診も少ない出費ではありません。

さらに余裕があるようなら、子育てする地域はどこがいいか、
共働きならどちらかの実家に近い場所に引っ越すことや、保育園や幼稚園が多い地域、
人気の小学校があるエリアを検討するなど、子育て中心の将来設計について
パートナーと話し合えるといいと思います。

妊娠前に準備するカラダの話

次に、妊娠しやすい身体に整えたり、
お腹が大きくなったらやりにくいことを済ませておこうというお話です。
妊娠しやすい身体にするには、何はさておき健康的な食事とストレスのない生活です。
これらは妊娠に関わらず大切なのでここでは割愛して…、
積極的に摂りたい栄養素やなるべく控えたい食品をご紹介します。

妊娠初期に必要な栄養素の代表が「葉酸」です。
葉酸は水溶性のビタミンのひとつで、たんぱく質や細胞を作る時に必要な
DNAやRNAなどの核酸の合成に働きます。
つまり、赤ちゃんの細胞が新しく作られるのに必要な栄養素ということです。
また、妊娠初期に葉酸が不足すると先天性の疾患を招くリスクが高くなると言われています。

葉酸はほうれん草やブロッコリー、枝豆などの緑黄色野菜や、レバーなどに多く含まれます。
ただし、水溶性のため調理で栄養素が減ってしまうということがあります。
そのため、葉酸はサプリメントで補うのがおすすめです。
摂り過ぎて困ることはありません(多い分は尿で出てしまいます)。
妊娠する前から意識しておくといいですね。

反対に、控えたい食品はカフェインや水銀を含みやすい魚(金目鯛やマグロなど)です。
ヨウ素を多く含む海藻類も摂りすぎには注意しましょう。
特に出汁に昆布を使用する場合は控えめにするか、毎日は避けるなどしましょう。

風疹ワクチンの接種は忘れずに!虫歯の治療も終わらせて

最後に、風疹ワクチンが未接種の方は必ずワクチンを打ちましょう。
ご自身の母子手帳があれば確認を、または家族に聞いてみてください。
妊娠初期に風疹にかかってしまうと赤ちゃんに影響が出てしまう可能性があります。
これはパートナーにもお願いしましょう。

また、妊娠中は歯科治療に制限がある場合があります。
出産後もなかなか時間が取れないので、虫歯などの治療は
妊娠前に終わらせておくことをおすすめします。
今は気になる症状がなくても、一度検診やクリーニングに行くといいでしょう。

妊娠する前に準備しておきたいことを、女性のやるべきことを中心にまとめましたが、
赤ちゃんができた後の生活、子育ての方針、
仕事をどうするかなどはぜひご家族で事前によく話し合ってくださいね。

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