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女性必見!恋をするとキレイになるのは本当だった!?

女性ホルモンがお肌に良いとか健康に良いとか、何となく聞いたことがあるかもしれません。
でも、そもそも女性ホルモンって何か知っていますか?
女性ホルモンが増えたり減ったりする、それが健康に関わる?
うーん、そう言われるとぼんやりとしかわからないな…という人、多いと思います。
そこで今回は女性ホルモンについて、その実態と、身体への影響についてまとめます。

目次

  1. 女性ホルモンって何?
    1. エストロゲン(卵胞ホルモン)
    2. プロゲステロン(黄体ホルモン)
  2. ホルモンバランスと上手に付き合おう
  3. ホルモンバランスを整える食事
    1. 大豆食品
    2. タンパク質
    3. カルシウム
  4. 心にも栄養を
  5. おわりに

女性ホルモンって何?

女性ホルモンとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)と、プロゲステロン(黄体ホルモン)という、
2種類のホルモンのことを指し、それぞれに役割があります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)

女性らしさを作ると言われているホルモン。子宮に作用して、妊娠に備えて子宮内膜を厚くしたり、
基礎体温を下げたりする働きがあります。基礎体温が下がると排卵がおきます。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

妊娠を助ける働きをすると言われているホルモン。
子宮を着床しやすい状態にしたり、妊娠を継続させる働きがあります。
排卵後から次の生理が来るまで分泌されます。

生理が終わるころにエストロゲンが分泌され、このころは「卵胞期」と呼ばれ体調もよく
お肌の調子も良い時期になります。
一方で、プロゲステロンが分泌される「黄体期」と呼ばれる時期は、
個人差はありますが腰痛や腹痛など体調も崩れやすく、精神的に不安定になり、
吹き出物が出たりイライラしたりという時期になります。
この症状が重くなると、いわゆる月経前症候群と呼ばれる状態になります。

要するに、この2つのホルモンは生理周期とともに分泌量が増えたり減ったりということを繰り返します。
生理後排卵までの間はエストロゲンが分泌されて体調も精神状態もよく、
排卵後にプロゲステロンが分泌されて体調が優れず精神的にも落ち込む時期がきて、
女性はそれを繰り返しているというわけですね。
生理前にイライラしてついパートナーに当たってしまう、という人もいると思いますが、
それは女性ホルモンの仕業なのです。

ホルモンバランスと上手に付き合おう

女性ホルモンには2種類あって、それぞれ波があることがわかりましたね。
では、この女性ホルモンの波と上手に付き合う方法はあるのでしょうか。

女性である以上、女性ホルモンとは一生付き合うことになります。
このコラムを読んでいるみなさんにはまだ先の話だと思いますが、
更年期障害だって女性ホルモンのいたずらです。

大切なことは、自分の身体、自分の女性ホルモンと上手に付き合っていくことです。
身体と心に大きく関わっている女性ホルモンはとても繊細で、ちょっとしたことでそのバランスを崩し、
女性特有の病気や不調を引き起こす原因となってしまうのです。
どうすればホルモンバランスを崩さずに、
程よいバランスを保てるかを知っておくことは大切なことです。

ホルモンバランスを整える1番の方法は、規則正しい生活を送ること。
そして栄養たっぷりの食事をとり、良質な睡眠をとることです。
ホルモンの波に合わせ、体調が悪い時期には意識して身体を休め、
体調が良い時期には積極的に身体を動かしたりリフレッシュします。
ホルモンの波に抗わず、その波に合わせて身体と心を合わせてあげましょう。

ホルモンバランスを整える食事

栄養たっぷりの食事と言いましたが、
ホルモンバランスを整える役割のある食材があるので一部ご紹介します。

大豆食品

まず代表的なものが大豆食品。「大豆イソフラボン」という言葉を聞いたことがあると思います。
これは女性ホルモンと同じような働きをする栄養素で、化学構造がエストロゲンと似ているとか。
豆腐や納豆、味噌など、ラッキーなことに日本人には馴染み深い食材にたくさん含まれています。
ぜひ積極的に取り入れてください。

タンパク質

女性ホルモンの材料となるのが動物性タンパク質。
肉や魚、卵などの動物性タンパク質と、豆類・ブロッコリー・そば・アボカド・バナナなどの
植物性タンパク質をバランスよく摂りましょう。特に青魚はDHAやEPAなどの成分が含まれ理想的です。

カルシウム

30代後半になると卵巣機能が低下し始めるため、徐々にエストロゲンが減っていきます。
そうなると骨密度や骨量が低下し、骨粗しょう症のリスクが高まります。
そうならないためも、カルシウムを摂る習慣を。カルシウムは小魚や乳製品などに多く含まれます。
大豆製品にも多く含まれるので一石二鳥です。

何か一つの栄養素だけでホルモンバランスが整うというわけではありませんので、
いろいろな栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
そして過度なダイエットはご法度!痩せすぎや太りすぎに気をつけましょう。

心にも栄養を

身体と精神のバランスを左右するのが女性ホルモンということは、
食生活もさることながら心にも栄養が必要です。
過度なストレスを抱えたり、不安やイライラを溜め込んだりはよくありません。

美しいものを見て感動したり、楽しいことをして腹の底から笑ったり、
ドキドキワクワクしたりすることで、脳内にドーパミンという物質が分泌されます。
このドーパミンはエストロゲンの分泌を活性化することが知られています。
女性は恋をするとキレイになるとよく言いますよね。
これは、トキメクことでドーパミンとエストロゲンが分泌される、
生物学的に説明がつくことだったのです。

おわりに

いかがでしたか?
女性ホルモンと上手く付き合って、身体も心も健康でキレイな女性でいられるように、
生活の見直しや、日ごろのトキメキを大切に…!

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