COLUMN

スマホやカメラを使わない、デバイスフリー結婚式という選択

スマートフォン(以下スマホ)を中心にした
IT技術の進化とともに、わたしたちの生活の中で、
スマホやカメラは切っても切り離せなくなりました。

結婚式でも同様、誓いの瞬間に
カメラやスマホをみんなが構えます。

ゲストが新郎新婦の写真を撮るのは当たり前!

そんな風に思っているひとは、
きっと少なくないはずです。

でも本当は、みんなに写真を撮ってほしいのではなく、
幸せな姿を見てもらいたい…と思っている人も
多いのではないでしょうか。

今回は、海外では普及し始めている、
カメラやスマホの使用を禁止する
デバイスフリー結婚式をご紹介していきます。

目次

  1. 海外では既にトレンド!デバイスフリー結婚式
  2. 新郎新婦の目線:大切なゲストの笑顔を、スマホが遮っていた
  3. ゲスト目線:心からの拍手でお祝いをする日に
  4. まとめ

海外では既にトレンド!デバイスフリー結婚式


ふたりで準備を進めてきた結婚式も、いよいよ本番。

チャペルの扉がゆっくりと開き、
大切なゲストたちが待つ場へ・・・。

扉が開いたその瞬間、
キラキラ輝くウエディングドレス姿を写真に収めようと、
多くのゲストたちがカメラやスマホを構えている…。

そんなシーンが一般的となった結婚式にも、
変化がでてきました。

今、海外では「デバイスフリー結婚式」が
トレンドになりつつあるようです。

画像共有サイト「ピンタレスト」でも、
「スマホを持ち込まないで」と
メッセージが書かれた素敵なメッセージボードアイデアが
たくさん掲載されています。

「友人の中ではデバイスフリー結婚式が一般的」

「見渡す限りゲストの笑顔で、デバイスフリーを選んでよかった!」

と、実際に挙式をした新郎新婦の満足度もとても高いようです。

▶朝日新聞デジタルでも大きく取り上げられています
 https://www.asahi.com/articles/ASM5X4SVGM5XULFA01B.html

新郎新婦の目線:大切なゲストの笑顔を、スマホが遮っていた


挙式当日、どんな瞬間にひとは感動しているのでしょうか。

大切なあの人の、見たこともない表情をみたときに・・・。

ステンドグラスに注がれる温かな光がチャペルを包み込む中、
父親と腕を組み、一歩ずつバージンロードを進んでいく。

祭壇の前で待つ新郎と合流し、ゆっくりと振り返ると、
そこにはたくさんのゲストの笑顔が!

誰も、スマホもカメラも持っていません。

涙を堪えている父親の顔や、嬉しくて泣きそうな親友の表情…
祭壇の前に立つふたりからは、ゲスト1人ひとりの表情まで
しっかりと見ることができます。

一生に一度の大切な表情を見ることができる、
それが、デバイスフリー結婚式が人気になる所以かもしれません。

スマホやカメラがあることで、ゲストたちの表情が
ふたりからはよく見えていないということがどうしても起きがちです。

目と心を交わす結婚式の魅力が、デバイスフリーにはあります。

ゲスト目線:心からの拍手でお祝いをする日に


挙式の後はいよいよ披露宴!

こだわって決めた演出や音楽で
ゲストと楽しみたいというふたりも多いはず。

ファーストバイトは定番のビッグスプーンで!

ギフトラウンドをしたり、鏡開きをしたり、
サプライズで手紙を読み上げたり…。

音楽も演出ももちろん大事ですが、
披露宴の雰囲気を盛り上げるのは、
心からのお祝いの拍手です。

盛り上がったときの拍手が少し小さくなる理由があります。

そのシーンを撮影しようと、
みんなが片手にスマホやカメラを持っているから・・・。

もちろん、思い出に残る写真は大事です。

でも、心からの拍手やお祝いでふたりを囲む時間は、
思い出だけでなく、強い絆を残してくれるに違いありません。

目には見えない価値を大事にする人たちにとって、
新郎新婦もゲストにとっても、一生モノの時間を創ってくれるのが
デバイスフリー結婚式。

まとめ

笑顔と感動の絶えないかけがえのない時間だからこそ、
写真撮影に夢中になるのではなく、みんなで一緒に楽しみたい!

目を見て笑いあう…そんな素敵なひとときを思い描くなら、
カメラやスマホは、使用しない方がいいのかもしれませんね。

カメラやスマホを使用しないで、と入り口にメッセージボードを置いたり、
式が始まる前に事前にアナウンスしてもらうといいかもしれません。

結婚式は、人生で最高の一日。

家族と友人の笑顔に包まれる素敵な式になりますように!

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